2013年11月21日木曜日

ジニエブラ正規品(ダイレクトテレショップ)と並行輸入品を詳しく比較してみた(写真付)

ジニエブラ日本正規店のダイレクトテレショップでは、日本人向けに着け心地を調整して検品もしっかりしているようです。

それ以外に、アメリカなど海外で売っているため並行輸入品もあります。
値段がダイレクトテレショップより安いので、気になって買ってみました。

下の写真が、届いた並行輸入品のジニエブラです。

楽天市場のショップで注文しました。購入者の口コミレビューでは、このお店のは本物のジニエブラだと書いてあります。
ジニエブラを真似ただけの類似コピー商品もあるので気をつけてください。

ジニエブラのアメリカ版並行輸入品(楽天市場で購入)

ダイレクトテレショップで扱っている正規品と違って、箱には入ってません。
洗い方のお手入れ方法が書いてあるパンフレットもついておらず、適当なビニール袋にそのまま入れられて配送されてきました。

袋の外から見た感じは、ブラの形は同じでそんなに変わらないように見えますが…

(楽天市場で購入)のサイズタグ

ひと目ですぐにわかるのは、サイズタグが英語で書かれていることです。

タグが縫いつけじゃなくて印刷なのは共通してますが、洗濯方法はちょっとわかりづらいかな。


それと、生地の素材も違います。
ダイレクトテレショップの正規品が「ナイロン90%・ポリウレタン10%」なのに対して、並行輸入品は「ナイロン96%・スパンデックス4%」です。

手で触ってみると、並行輸入のジニエブラは薄くて、なんだかペラペラした生地です。


ジニエブラの日本正規品と並行輸入品の横幅比較

同じLサイズのジニエブラ日本正規品(ベージュ)を隣において徹底的に比べてみると、どんどん違いが見えてきました。


上の画像で見てもわかるように、並行輸入品(黒)は同じサイズなのに、全体的に小さめに作られています。
右寄せで並べてみると、わき部分の高さも、横幅も全然違う!


ジニエブラの日本正規品と並行輸入品の肩ひも比較


注文するときにもしかしてサイズ選びを間違えてしまったのかと、あせりました。
袋にもタグにもLと書いてあるので、元々ひとまわり小さいんですね。
肩ひもも1センチくらい短めで、さらに細いです。

ただ、生地をびよーんとひっぱってみると、並行輸入ジニエブラは薄い生地だからかよく伸びます。

その分、バストの寄せ上げ効果はイマイチ。
正規品ではわき横のぷよぷよお肉もしっかりホールドしてくれるのに、並行輸入のほうはすぐに流れてぜいにくゾーンに戻ってしまう…。

ジニエブラの日本正規品と並行輸入品の内蔵ブラパッド比較

内蔵のブラパッドの大きさ&厚さと着け心地も違いました。

正規品(ベージュ)の方はバスト全体をふんわりカバーしてくれる大きさ。
そして真ん中にいくにしたがって厚めで、綺麗な丸みがあります。

並行輸入(ブラック)の方は薄いブラカップで、胸の半分くらいしか覆ってくれないせいか、着けると胸がつぶれた感じに見えます。
それにパッドの裁断が適当過ぎで、裁断面がボロボロしてるのもちょっと悲しい。

比較をまとめると、ホールド感や着け心地などで、値段差以上の品質差があります。
並行輸入品で「思ったより良くない」と感じて、ジニエブラの快適さを誤解する人がいたら残念。
似たような形のブラジャーで名前が違う類似品・コピー品についても同様です。

他にも、大きな問題点を発見しました。

ジニエブラの日本正規品と並行輸入品の肩ひも縫い目比較


並行輸入の黒い方を見ると、肩ひもの裁断はガタガタで、縫い目のステッチもゆがんでいます。
肩の一番上にある縫い目も、なんだかぐちゃぐちゃしていて肌当たりが気になります。

肩ひもがまっすぐの太さになっていないせいで、洋服を着ているとその部分にはシワが出来てしまったのです。
Tシャツのような薄い服だとはっきりと段差が見えてしまうので、家用でしか着られませんでした。


それに洗濯をしていくうちに、さらに曲がり具合がひどくなってヨレヨレになるのが残念…。
ブラパッドもずれやすいし、はっきりいって粗悪でした。
同時に使い始めた日本向け正規品ジニエブラのほうが、同じようにネットに入れて洗濯機で回していても、伸びたりゆがんだりせず、数ヶ月たっての持ちが良いです。


並行輸入品の口コミで低い評価をつけている人のレビューを読むと、何度か洗濯したら縫い目が破れてきて着られなくなったという人もいました。

アメリカ・中国版は検品がちゃんとしていないこともあり、B級品も流通しているのが実情。
楽天市場やアマゾンへ出品しているショップの中には対応が悪いところもあり、初めから不良品だったので返品交換の連絡をしたのに、受けつけてもらえなかったケースもあったようです。




2013年11月6日水曜日

ジニエブラの不満点・悪いところ

ジニエブラを着用していて、ちょっと微妙だな~と思ったことと、気になった部分をまとめました。

あくまでも私がダイレクトテレショップで購入したジニエブラ(日本正規品)を着てみての意見なので、すべての人がそう思うとは限りませんが…。

CMでは良いところのみをクローズアップしているため、「ジニエブラって実際どうなの?」という疑問がある人にとって少しでもブラジャー選びの参考になれば幸いです。



  • 最初は下からはくようにブラをつけることに慣れない
ジニエブラのパンフレットには、「下から持ち上げるほうが胸周りのお肉を自然と胸部分に持ってくることができる」と書いてあります。使ってみると実際その通りなのですが、普通の後ろホックブラジャーに慣れていると、最初はやっぱりこの付け方に違和感があります。
腕を上げるのが大変な年配の人や、体がかたくてホックをしづらい人には好評みたいですが。

スーパー銭湯とかプールなどの人前で着替えないといけないときは、下からはくように着けてるとちょっと目立っちゃう気がします。
あ、あとこれはジニエブラが悪いんじゃないですが、この間温泉の脱衣所でジニエブラ着けている人がいて、なんとなく近くで着替えるのをためらって遠くのロッカーを使いました。
売れているだけあって、身近でも愛用者がいるんですね~。

しばらくして、下から着けるのに慣れてきました。


  • 勝負下着にしにくい
はっきりいって、色合いと形がシンプルすぎて、あんまり「かわいい」とは言えないような。
ランジェリーにセクシーさを求める人には物足りないデザインです。
ブラックやパステルカラーならぎりぎり勝負下着としてもありかな~という感じですが、すぐに脱ぎづらいというのはマイナス!?
ピンク・ライトブルー・ライトパープルとパステルの3カラーが出て選択肢も増えましたけど、若い人で持っているブラジャーがジニエブラオンリーというのは色気不足になるかもしれません。

華やかなブラジャーが好きな人は、新しく出たレースつきの「ミラナブラ」の方がおすすめです。
ブラとしての機能はジニエブラと同じで、胸の谷間部分に繊細なレースがついています。


  • 市販のショーツとの色合わせがしづらい
これもホワイトやブラックといった定番の色はどこでも同じ色のショーツが見つかりますが、ブルー系は市販品で同じ色を探すのはちょっと難しそうです。
特に新色のトワイライトブルー(グレーっがかった青色)やウォームプラム(紫っぽいグレー)のような中間色のショーツは、安売りやバーゲン品ではみつからなかったです。
ワコールの下着コーナーでは似たような色もありますが、1枚2,000円もざらなので、ちょっと高くつきます。

同じ色・素材のジニエショーツが出ているので、「ブラとショーツは絶対に一緒の色がいい」というこだわりがある場合は、ジニエショーツでおそろいにすると良いです。


  • 合成繊維なので、夏の暑さに対する意見が分かれる
これは口コミでも人によって使用感が分かれていて、本物を手にするまで心配なポイントでした。
私の場合特に、夏は汗っかきであせもができやすいため、快適に着られるかどうかは大きな問題です。

生地がストッキングと似たような素材で作られているので(ナイロン90%・ポリウレタン10%)、綿の肌触りに慣れていると、つるんとしすぎで吸水性が心配に思えました。

ただ実際にジニエブラを触れてみると、ユニクロのクール素材・サラファイン(エアリズム)と同じような、さらっとしたさわり心地で肌にひっつくことはありません。
かぶれるということもなかったので、その点は高評価です。

「着ていて涼しくなる!」というほどの冷却効果はありませんが、綿素材ブラジャーに比べると汗がジトッとたまらないので、速乾性はあります。
洗濯してもすぐに乾きやすいので、雨の日に部屋干しでもOKでけっこう便利です。

猛暑日に着ていた人の口コミでも、「汗がすぐに乾くので快適だった」という声と「ちょっと暑く感じた」という感想がどちらもあったので、結局は自分の汗の量や、どんな素材の服を着たかでも変わるようです。